営業を始めたい人へ|営業で大切な考え方と最初の一歩
「営業に興味はあるけど、自分にできるだろうか」
「人と話すのが得意じゃないと営業は難しい?」
「ノルマが厳くて大変そう……」
これから営業を始めようとすると、こんな不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
営業という仕事には、
・話がうまい人が活躍する仕事
・商品を売り込む仕事
・ノルマを追い続ける仕事
というイメージがあります。
もちろん、数字を求められる仕事であることは間違いありません。
しかし、営業を経験していくと、それだけではないことに気づきます。
営業で本当に大切なのは、
「売ること」より「相手を知ること」です。
この記事では、これから営業を始めようとしている人に向けて、営業の基本的な考え方やメリット・デメリット、そして営業への第一歩について紹介します。
そもそも営業とは何をする仕事なのか
営業の仕事を簡単に表現すると、
「お客様の悩みや課題を聞き、それを解決する方法を提案する仕事」です。
例えば、自動車の営業であれば、単純に車を売ればいいわけではありません。
お客様によって求めているものは違います。
「家族で使える車が欲しい」
「できるだけ維持費を抑えたい」
「通勤で毎日使いたい」
「趣味で遠出することが多い」
「安全性能を重視したい」
このような希望を聞きながら、その人に合った車を提案していきます。
つまり、商品を一方的に説明するだけでは営業とは言えません。
相手の話を聞く→悩みや希望を理解する→自分の商品やサービスで解決できることを提案する。
これが営業の基本です。
営業で大切なのは「話す力」より「聞く力」
営業というと、話がうまい人を想像するかもしれません。
確かに、分かりやすく説明する能力は必要です。
しかし、それ以上に重要なのが聞く力です。
お客様が何を求めているのか分からない状態で、一生懸命商品の説明をしても、その商品の魅力は伝わりません。
例えば、
「この商品にはこんな機能があります」
「今ならキャンペーン中です」
「非常に人気の商品です」
と説明しても、お客様が求めていなければ意味がありません。
それよりも、
「どんなことで困っていますか?」
「商品を選ぶときに一番重視していることは何ですか?」
「今使っている商品に不満はありますか?」
と聞いたほうが、お客様が求めているものが見えてきます。
営業初心者ほど、
「何を話そう?」
と考えてしまいます。
しかし、最初はそれほど難しく考える必要はありません。
「何を聞こう?」
と考えてみてください。
それだけでも営業に対する考え方は大きく変わります。
営業は「売る」のではなく「選んでもらう」
もう一つ大切にしたいのが、
無理に売らないことです。
営業を始めると、どうしても契約や売上を意識します。
当然、営業には目標があります。
しかし、
「なんとか契約してもらわなければ」
という気持ちが強くなると、必要以上に商品を勧めてしまうことがあります。
お客様も営業されていることは分かっています。
そのため、無理に売ろうとすると警戒されてしまいます。
大切なのは、
「この商品はあなたにとって本当に必要なのか」
を一緒に考えることです。
場合によっては、
「今回は購入しないほうがいいと思います」
という判断も必要かもしれません。
その場では売上にならなくても、
「この営業担当者は信用できる」
と思ってもらえれば、後から相談してくれる可能性があります。
営業では目の前の一件だけを見るのではなく、長期的な信頼関係を作ることも大切です。
営業のメリット
営業には大変な部分もありますが、経験することで得られるものも多くあります。
1.コミュニケーション能力が身につく
営業では、年齢や職業、立場の違うさまざまな人と話します。
その経験を積み重ねることで、
「相手が何を求めているのか」
「どう説明すれば伝わるのか」
を考える力が身についていきます。
この能力は営業以外の仕事でも役立ちます。
2.成果が数字で分かりやすい
営業は結果が数字として表れやすい仕事です。
契約件数、売上、商談件数など、自分の成果を確認できます。
数字が伸びれば、自分の成長も実感しやすくなります。
会社によっては、営業成績が給与やインセンティブに反映されることもあります。
努力した結果が分かりやすいことは、営業の大きな特徴です。
3.ビジネスの基本を学べる
営業をすると、
「なぜ人は商品を買うのか」
「お客様は何に価値を感じるのか」
「どんな商品が求められているのか」
を考えるようになります。
これはビジネスをするうえで非常に重要な感覚です。
営業で身につけた経験は、転職や独立、副業など、将来さまざまな場面で活かせる可能性があります。
営業のデメリット
一方で、営業には大変な部分もあります。
1.数字を求められる
営業職では、売上や契約件数などの目標が設定されることがあります。
目標を達成できない期間が続けば、プレッシャーを感じることもあるでしょう。
営業をする以上、数字から完全に離れることは難しい部分があります。
2.断られることがある
どれだけ丁寧に説明しても、契約にならないことはあります。
営業を始めたばかりの頃は、
「自分が否定された」
と感じてしまうかもしれません。
しかし、お客様が断る理由はさまざまです。
予算が合わない。
タイミングが違う。
必要性を感じていない。
他の商品を検討している。
つまり、
契約にならなかった=自分自身を否定された
ということではありません。
「今回は条件が合わなかった」と切り替えることも営業では重要です。
3.結果が出るまで時間がかかることもある
営業を始めたからといって、すぐに結果が出るとは限りません。
商品知識を覚えたり、商談を経験したり、失敗したりしながら少しずつ成長していきます。
最初から完璧にできる人はほとんどいません。
だからこそ、最初は結果だけではなく、
「昨日より一つできることを増やす」
くらいの気持ちで取り組むことも大切です。
営業への第一歩は「売ろうとしないこと」
これから営業を始める人に最初に意識してほしいことがあります。
それは、
いきなり売ろうとしないことです。
まずは相手を知るところから始めてみてください。
例えば、次のような質問です。
- 「何かお困りのことはありますか?」
- 「どんなものを探していますか?」
- 「一番重視しているポイントは何ですか?」
- 「現在使っている商品で不便なところはありますか?」
- 「予算はどのくらいを考えていますか?」
そして、相手が話してくれたことをしっかり聞きます。
そのうえで、
「それなら、こういう商品があります」
と提案する。
この順番が重要です。
聞く→理解する→考える→提案する。
まずはこの流れを意識するだけでも、営業への第一歩になります。
営業初心者は「今日の1%」を積み重ねる
営業には正解がありません。
同じ商品を販売していても、お客様が変われば提案方法も変わります。
だからこそ、毎日の振り返りが重要になります。
「今日うまく説明できなかったことは何だろう?」
「お客様はどの言葉に反応していた?」
「もっと聞いておけばよかったことは?」
「次はどう説明してみよう?」
このように一つずつ改善していけば大丈夫です。
いきなりトップ営業を目指す必要はありません。
昨日の自分より1%だけ成長する。
その小さな積み重ねが、半年後、1年後には大きな差になります。
まとめ|営業とは人と向き合う仕事
営業は簡単な仕事ではありません。
数字を求められたり、お客様から断られたりすることもあります。
それでも営業には、
「自分の提案によって相手の問題を解決できる」
という魅力があります。
そして営業を始めると、商品知識だけではなく、人との接し方、伝え方、聞き方、考え方など、さまざまな能力を身につけることができます。
これから営業を始めるのであれば、最初から完璧な営業マンを目指す必要はありません。
まずは、
「売る」ではなく「聞く」。
そして、
「この人は何を求めているんだろう?」
と考えるところから始めてみてください。
営業への第一歩は、上手に話すことではありません。
目の前の相手に興味を持つこと。
そこから、あなたの営業は始まります。
ものやサービスによって、いろんな営業がありますが
私が営業を始めて「勉強」のために読んだ本があります。
「営業の魔法」是非参考にしてください。
