47歳で退職してから転職活動して分かったメリット・デメリット|次を決めずに辞めても大丈夫?
「転職先を決めてから会社を辞めるべき?」
「仕事を辞めてから転職活動をするのは危険?」
「40代後半で無職になるのは怖い……」
転職を考えたとき、多くの人が悩む問題だと思います。
一般的に考えれば、
次の会社を決めてから退職する。
これが安全な方法でしょう。
収入が途切れにくく、転職活動が長引いた場合の経済的なリスクも抑えられます。
しかし私は47歳で、次の転職先を決めずに会社を退職しました。
しかも、退職してすぐ転職活動を始めたわけではありません。
本格的に転職活動を始めたのは、
退職して約2か月後。
そこから半月ほどで13社へ応募しました。
結果として、
13社応募
↓
9社書類選考通過
↓
4社内定
という転職活動になりました。
私は「47歳でも次を決めずに辞めるべき」と言いたいわけではありません。
むしろ今振り返れば、
基本的には次の仕事を決めてから辞めた方がいい
と思っています。
それでも、私自身について言えば、
先に辞めて良かった
と思っています。
この記事では、47歳で22年間勤めた会社を退職し、約2か月後から転職活動を始めた私が感じた「辞めてから転職活動するメリット・デメリット」を実体験から紹介します。
- 私は47歳で次の仕事を決めずに退職した
- 転職先を決めずに辞めることへの不安はあった
- 47歳だからこそ一度立ち止まりたかった
- 退職から約2か月後に転職活動を始めた
- もちろん、辞めてから転職するデメリットもある
- 面接で「なぜ先に辞めたのですか?」とは聞かれなかった
- 私なら「基本は転職先を決めてから」を勧める
- それでも私は「辞めてからで良かった」と思っている
- 「空白の2か月」は無駄ではなかった
- 次を決めずに辞めたい47歳に、私なら最初に2つ確認する
- 47歳なら「辞めた後の1日」を想像してみる
- 退職前に決めておきたい「自分の転職条件」
- 在職中の転職と退職後の転職、どちらが正解なのか
- 47歳の私にとって退職は「逃げ」ではなく人生を考える時間だった
- まとめ|次を決めずに辞めるなら「辞めた後」を考えておく
私は47歳で次の仕事を決めずに退職した
私は22年間、派遣業界で働いてきました。
営業。
採用。
人材育成。
現場管理。
売上管理。
そして管理職。
長く会社員として働いてきました。
その会社を47歳で退職しました。
退職するとき、
次に働く会社は決まっていませんでした。
転職活動もしていません。
完全に会社を辞めてから、これからについて考えることにしました。
転職先を決めずに辞めることへの不安はあった
もちろん、不安がまったくなかったわけではありません。
一番現実的だったのは、
「貯金が減っていく」
という不安です。
会社員であれば、毎月給与が入ってきます。
ところが退職すれば、その給与はなくなります。
生活していれば、
食費。
光熱費。
住宅関連費。
通信費。
保険。
税金。
子どもにかかるお金。
など、さまざまな支出があります。
仕事をしていなくても、お金は出ていきます。
だから、
「このまま仕事が決まらなかったらどうしよう」
という経済的な不安がゼロだったわけではありません。
ただ、不思議なことに私は、
次の仕事が決まっていないこと自体には、それほど強い不安を感じませんでした。
47歳だからこそ一度立ち止まりたかった
私は22年間働いてきました。
仕事中心の生活を続けてきた期間も長くあります。
だから退職して、
すぐに次の会社へ行く。
という選択をしませんでした。
一度、
「これから自分はどうしたいのか」
を考える時間が欲しかったのです。
47歳。
50歳も見えてきます。
ここで何も考えず、
「とりあえず次の会社」
と決めてしまったら、また同じ働き方を続ける可能性があります。
それよりも一度立ち止まって、
これからの仕事。
家族。
お金。
資格。
独立。
自分の時間。
そういったものを考えたかった。
私にとって、退職後の約2か月は単なる「無職期間」ではありませんでした。
これからの人生を考えるための時間
だったと思っています。
退職から約2か月後に転職活動を始めた
退職後、すぐには転職活動をしませんでした。
本格的に始めたのは、
退職から約2か月後。
求人を見る時間は、
1日3時間程度
でした。
朝から晩まで転職サイトを見続けるような活動ではありません。
1日の中で転職活動をする時間を決めて、求人を確認しました。
そして、
給与。
勤務地。
転勤の有無。
仕事内容。
未経験でも応募できるか。
将来性。
などを確認しながら応募先を探しました。
退職してから転職活動したメリット① 面接日程を自由に組めた
これは非常に大きなメリットでした。
会社員として働きながら転職活動をすると、
面接日程を調整する必要があります。
勤務時間。
休日。
有給休暇。
残業。
現在の仕事との兼ね合いがあります。
しかし私は退職後だったので、
面接日程の自由度が非常に高い状態
でした。
企業側から、
「○日の○時はいかがでしょうか?」
と言われても、比較的対応しやすい。
複数社の選考が同時に進んでも調整しやすい。
半月で13社へ応募できた理由の一つには、この時間的な自由もあったと思います。
メリット② 求人をじっくり探せた
働きながら転職活動をすると、
仕事が終わってから求人を見ることになります。
疲れて帰宅して、
食事をして、
家族との時間も必要。
その後に求人を探す。
私の場合、もし前職で働きながら転職活動をしていたら、かなり大変だったと思います。
退職後は、
求人を見ること自体に時間を使えました。
ただ応募するのではなく、
給与はどうか。
勤務地はどうか。
転勤はあるのか。
仕事内容は何か。
将来性はあるか。
自分の経験が使えるか。
などを考える余裕がありました。
メリット③ 家族との時間が増えた
私にとって、これは非常に大きかったです。
仕事を辞めるまで、
長い間「仕事がある生活」が当たり前でした。
仕事の予定を中心に生活する。
会社へ行く。
帰ってくる。
翌日の仕事を考える。
それを22年間続けてきました。
退職すると、
その生活が一度なくなります。
そして改めて感じたのが、
家族と過ごせる時間の大切さ
でした。
転職活動をしていない時間をすべて遊んで過ごしたわけではありません。
でも、
家族と話す。
一緒に過ごす。
今後について考える。
そういう時間が増えました。
47歳になった私にとって、
給与と同じくらい、
時間も大切なもの
になっていました。
メリット④ 資格の勉強ができた
退職後の時間を使って、
資格についても考えるようになりました。
これから先、
会社員だけに依存しない働き方を作る。
自分の知識や経験を仕事にする。
独立する。
そういった将来を考えると、資格も一つの選択肢になります。
働いていると、
「勉強しよう」
と思っていても、なかなか時間を確保できません。
退職したことで、
資格勉強に使える時間を確保できた
こともメリットでした。
メリット⑤ 「次の会社」ではなく「次の人生」を考えられた
これが、私にとって一番大きかったかもしれません。
もし働きながら転職活動をしていたら、
「今の会社を辞めたい」
↓
「次の会社を探す」
↓
「内定」
↓
「すぐ入社」
という流れになっていた可能性があります。
でも私は一度会社員生活から離れました。
そこで考えたのは、
本当に次も会社員だけでいいのか?
ということです。
転職。
資格。
独立。
AI。
ブログ。
自分の経験を活かした仕事。
いろいろな可能性を考えるようになりました。
47歳で退職したことで、
「どこの会社に入るか」
だけではなく、
「これからどう働くか」
を考えるようになったのです。
もちろん、辞めてから転職するデメリットもある
ここまで読むと、
「それなら辞めてから転職した方がいい」
と思うかもしれません。
しかし私は、そう単純には考えていません。
実際、
今振り返っても基本的には転職先を決めてから退職した方が安全
だと思っています。
最大の理由は、お金です。
デメリット① 給与収入がなくなる
会社員を辞めれば、それまで毎月入っていた給与がなくなります。
転職活動が、
1か月で終わるのか。
3か月かかるのか。
半年かかるのか。
それは始めてみなければ分かりません。
私の場合は本格的な転職活動を始めてから比較的早く選考が進みました。
しかし、
自分も同じように進む保証はありません。
だから、
「自分は47歳で辞めてからでも転職活動できた」
という経験だけを理由に、
誰にでも先に退職することを勧めるつもりはありません。
デメリット② 貯金が減っていく
私が実際に感じた不安がこれです。
仕事をしていない間も生活費は必要です。
給与が入ってこなければ、
貯金などから支払うことになります。
1か月。
2か月。
3か月。
期間が長くなれば、それだけお金は減っていきます。
だから、
「辞めたい」という気持ちだけで退職するのは慎重に考えた方がいい
と思います。
デメリット③ 転職活動が長引くと焦る可能性がある
これは私自身が強く経験したわけではありません。
ただ、退職後に転職活動するなら考えておく必要があります。
収入がない状態で貯金が減る。
そして内定が出ない。
この状態が続けば、
「早く決めなければ」
という気持ちが強くなる可能性があります。
そうなると、
最初に決めていた条件を下げてしまうかもしれません。
給与。
休日。
勤務地。
仕事内容。
転勤。
本当は希望していなかった条件でも、
「とりあえず働こう」
となる可能性があります。
だからこそ、辞めてから転職する場合は、
焦って会社を選ばなくて済む準備
が重要だと思います。
面接で「なぜ先に辞めたのですか?」とは聞かれなかった
私は転職活動を始める前、
退職してから転職活動していることについて、
「面接で何か言われるのかな?」
ということも多少考えました。
しかし今回の転職活動では、
「なぜ転職先を決めずに退職したのですか?」
とは聞かれませんでした。
これはあくまで私の場合です。
企業や面接官によって確認内容は違うでしょう。
だから、聞かれなかったから準備不要ということではありません。
もし聞かれた場合に、
なぜ退職したのか。
退職後何をしていたのか。
これから何をしたいのか。
この3つくらいは自分の言葉で説明できるようにしておいた方がいいと思います。
私なら「基本は転職先を決めてから」を勧める
ここまで私の体験を書いてきましたが、
もし、
「会社を辞めてから転職活動した方がいいですか?」
と聞かれたら、私は、
基本的には次を決めてから退職した方がいい
と答えます。
理由はシンプルです。
収入がある状態で転職活動できるからです。
経済的な余裕があれば、
条件を妥協せずに会社を選びやすくなります。
今の会社に在籍しながら、
「条件が合わなければ転職しない」
という判断もできます。
これは非常に大きな強みです。
それでも私は「辞めてからで良かった」と思っている
少し矛盾して聞こえるかもしれません。
一般的には、
決めてから辞める方が安全。
でも自分自身については、
辞めてからで良かった。
私はそう思っています。
なぜなら、
私にとって今回の退職は、
単なる転職ではなかった
からです。
22年間働いた会社を辞める。
47歳。
これから50代に入る。
家族との時間を考える。
資格を勉強する。
これからの働き方を考える。
独立も考える。
こうした時間が必要でした。
もし退職翌日から別の会社へ出社していたら、この時間はなかったと思います。
「空白の2か月」は無駄ではなかった
履歴書だけを見ると、
退職から転職活動を始めるまでの約2か月は、
いわゆる「空白期間」に見えるかもしれません。
でも私自身は、
空白だったとは思っていません。
家族との時間。
資格勉強。
求人研究。
自分の経験の棚卸し。
これからの働き方。
47歳からの人生。
そういったことを考える時間でした。
22年間走り続けてきた私にとって、
この2か月は必要な時間だったと思っています。
次を決めずに辞めたい47歳に、私なら最初に2つ確認する
もし同じ47歳の人から、
「仕事がつらいので、次を決めずに辞めようと思っています」
と相談されたら、私は少なくとも2つ確認します。
家族の理解はあるか。
そして、
次に何をしたいのか。
です。
家族の理解はあるか
家族がいる場合、
退職は自分一人だけの問題ではありません。
収入が変わる可能性があります。
生活リズムも変わります。
転職活動が長期化する可能性もあります。
だから、
「会社を辞めたいから辞める」
だけではなく、
家族とこれからについて話すこと
は大切だと思います。
私自身、47歳になってから家族との時間を以前より強く意識するようになりました。
だからこそ、
転職も退職も、
「自分だけの問題」
として考えない方がいいと思っています。
次にやりたいことはあるか
もう一つは、
「辞めた後、何をしたいのか」
です。
必ずしも、
「○○会社へ転職する」
まで決まっている必要はないと思います。
でも、
営業をやりたい。
違う業界へ行きたい。
資格を取りたい。
独立したい。
少し休んで人生を考えたい。
何でもいい。
少なくとも、
辞めることだけが目的になっていないか
は考えた方がいいと思います。
会社を辞めることはゴールではありません。
辞めた翌日から、新しい生活が始まります。
47歳なら「辞めた後の1日」を想像してみる
会社を辞めたいと思っているなら、
一度、
退職翌日の自分
を想像してみるのもいいと思います。
朝起きる。
会社へ行く必要はない。
上司から連絡も来ない。
会議もない。
通勤もしない。
では、
その日何をしますか?
求人を見る。
資格を勉強する。
家族と過ごす。
起業準備をする。
旅行する。
少し休む。
何でもいいと思います。
でも、
「何をしたらいいか全く分からない」
のであれば、退職する前にもう少し考える時間を作ってもいいかもしれません。
退職前に決めておきたい「自分の転職条件」
辞めてから転職活動する場合、私は自分の条件を決めておくことが重要だと思います。
私の場合、
1位は給与。
2位は勤務地・転勤なし。
3位は未経験可・将来性。
でした。
最低希望年収も決めました。
こうした基準がなければ、
求人を見れば見るほど迷います。
まして収入がない状態で転職活動が長引けば、
「もうどこでもいい」
となる可能性があります。
だから、
会社を辞める前に「次の会社に何を求めるのか」を整理しておく。
これはやっておいた方がいいと思います。
在職中の転職と退職後の転職、どちらが正解なのか
私は、
全員に共通する正解はない
と思います。
経済的な余裕。
家族。
現在の仕事内容。
心身の状態。
転職したい理由。
次にやりたいこと。
年齢。
希望する業界。
それぞれ違うからです。
ただ、
安全性を優先するなら、
在職中に転職先を決めてから辞める。
これは合理的だと思います。
一方、
経済的な準備ができていて、
家族の理解があり、
一度立ち止まる明確な理由がある。
そういう人なら、
退職してから転職活動するという選択肢もあると思います。
47歳の私にとって退職は「逃げ」ではなく人生を考える時間だった
私は22年間働いた会社を辞めました。
47歳で次の会社も決めずに退職しました。
そして約2か月後から、本格的に転職活動を開始。
1日3時間程度求人を探し、
半月で13社へ応募。
9社の書類選考を通過し、
最終的に4社から内定をもらいました。
結果だけを見ると、
「辞めてからでも大丈夫だった」
と言えるかもしれません。
でも私は、
誰でも大丈夫とは思っていません。
私にとって良かっただけです。
まとめ|次を決めずに辞めるなら「辞めた後」を考えておく
47歳で転職を考えている人に、
「次を決めずに会社を辞めても大丈夫ですか?」
と聞かれたら、
私なら、
基本的には転職先を決めてから辞めた方がいい
と答えます。
収入が途切れない。
貯金が減りにくい。
焦って転職先を決める必要がない。
このメリットは大きいからです。
それでも、
私は先に辞めて良かったと思っています。
退職後、
面接日程を自由に組めた。
求人をじっくり探せた。
家族との時間が増えた。
資格を勉強できた。
そして何より、
これから自分はどう生きたいのかを考える時間ができた。
47歳の私にとって、これは大きな意味がありました。
会社を辞める。
転職する。
どちらも人生の目的ではありません。
大切なのは、
その先でどんな生活をしたいのか。
だと思います。
47歳。
まだ働く時間はあります。
だからこそ、
「今の会社を辞めるか」
だけではなく、
「これから10年、どう働きたいのか」
まで考えて決める。
私は22年間働いた会社を辞めて、初めてそのことを真剣に考えるようになりました。
そして今は、
辞めてから考える時間を作ったことも、自分にとって必要な選択だった
と思っています。
