借金‼️返済に向けて第二の手段

経験

【借金800万円】自力返済を諦めた。法テラスに相談して個人再生を決断するまで|借金実体験④

「800万円くらいなら、働けばいつか返せるんじゃないか」

私も最初は、そう考えていました。

会社員に戻れば毎月給料が入る。

毎月きちんと返済していけばいい。

時間はかかっても、少しずつ借金は減っていく。

そう思っていました。

しかし現実は、想像していたほど簡単ではありませんでした。

給料が入る。

返済する。

生活費を払う。

そして、また次の給料日を待つ。

毎月返しているのに、

借金が思うように減らない。

むしろ、

「あと何年これを続ければいいんだろう」

という気持ちが強くなっていきました。

最初の借金約700万円。

債務整理。

結婚後、家全体で約800万円。

親にも助けてもらい、約200万円まで返済。

しかし退職して独立した結果、再び約800万円。

自営業を諦めて会社員に戻りましたが、それでも借金問題は終わりませんでした。

そして私は二度目の大きな決断をします。

個人再生です。

今回は全5回シリーズの第4回。

私がなぜ自力返済を諦めたのか。

なぜ再び弁護士に相談したのか。

そして、なぜ法テラスを利用して個人再生をすることになったのか。

私自身の実体験として書いていきます。


前回まで|200万円まで減らした借金が再び800万円になった

前回の記事では、二度目の大きな借金について書きました。

結婚後、家全体で抱えていた借金は約800万円。

その中には、

クレジットカードの残債。

車のローン。

などがありました。

特にクレジットカードの残債の多くは生活費でした。

生活する。

お金が足りない。→ カードを利用する。→ 翌月に請求が来る。→ 支払いによって生活費が不足する。

→ またカードを使う。

そうした状態も重なり、家全体の借金は大きくなりました。

そこで親にも助けてもらいました。

親から400万円を借りるなどして、

約800万円 → 約400万円。

さらに地道に返済を続け、

約400万円 → 約200万円。

ここまで来たとき、

「今度こそ終わる」

と思っていました。

しかし私は会社を退職し、自分で仕事をする道を選びました。

独立資金。→ 事業の運営資金。→ 生活を維持するためのお金。

結果として、

約200万円 → 再び約800万円。

けして上手くいかなかったわけでもなく。

そして最終的に自営業を諦めました。


サラリーマンに戻れば何とかなると思った

独立を諦めた後、私はサラリーマンに戻りました。

毎月決まった給料が入る生活です。

独立していたときとは違います。

翌月の売上を心配する必要はありません。

給料日になれば収入が入る。

だから私は、

「これなら800万円も返していける」

と思いました。

しかし、実際に生活してみると厳しいものでした。

借金が800万円ある状態では、

毎月の返済額も小さくありません。

そこに生活費があります。

家族の生活もあります。

給料が入ったからといって、そのすべてを借金返済に回せるわけではありません。


給料が入っても、お金が残らない

給料日。

普通なら、

「今月も頑張った」

と思える日かもしれません。

しかし借金が大きくなっていた当時の私は違いました。

給料が入る。

返済する。

生活費を支払う。

固定費を支払う。

すると、

ほとんど残らない。

また1か月働く。

給料が入る。

返済する。

そしてまた残らない。

毎月同じことの繰り返しでした。

返済しているので、何もしていないわけではありません。

毎月の給料日が近づくと

給料日だ〜 という喜びではなく

返済大丈夫かなぁ〜という不安感が大きくて・・・

でも、

「借金が大きく減った」

という実感がありませんでした。


借金を返すために働いているように感じた

借金が少なければ、

「あと半年」

「あと1年」

とゴールが見えるかもしれません。

しかし約800万円。

毎月生活しながら返済するとなると、簡単ではありませんでした。

私は徐々に、

「生活するために働いているのか、借金を返すために働いているのかわからない」

という感覚になっていきました。

もちろん、自分が作った借金です。

返さなければならない。

その考えもありました。

だからこそ、

「自分で返さなければ」

という気持ちを長く持っていました。

でも、その考えだけで状況が改善するわけではありませんでした。


「頑張れば返せる」と「現実に返せる」は違う

借金を抱えていると、

「もっと働けばいい」

「節約すればいい」

「少しずつ返せばいい」

と思うことがあります。

私もそう考えていました。

でも、ここで重要だったのは、

気持ちではなく数字でした。

現在の借金総額。

毎月の返済額。

毎月の手取り。

最低限必要な生活費。

この数字を並べたとき、

本当に現実的に返していけるのか。

ここを見る必要があります。

「返したい」

という気持ちと、

「返済可能である」

ということは同じではありません。

私は、ここを認めるまでに時間がかかりました。


自力返済を諦めることにした

「諦める」

という言葉には、少し悪い印象があるかもしれません。

しかし私の場合、

自力返済を諦めるということは、

借金問題そのものを諦めることではありませんでした。

むしろ逆です。

このまま返済を続けて、

さらに家計が苦しくなる。

また借入れに頼る。

そうなれば同じことの繰り返しです。

だから、

自分だけで解決することを諦める。

そう考えるようになりました。

そして私は、

再び弁護士へ相談することにしました。


一度目の借金でも弁護士に助けてもらった

私は以前にも、約700万円の借金で弁護士へ相談しています。

そのときは勤務していた会社の福利厚生に弁護士相談がありました。

そこで相談したことをきっかけに債務整理をしました。

私の場合は、

約700万円 → 約200万円。

さらに約180万円の返金もありました。

その経験があったので、

「専門家へ相談する」

という選択肢があることは知っていました。

しかし今回は一度目と違いました。

会社の福利厚生を利用するのではありません。

自分で相談先を探す必要があります。

さらに、

弁護士費用をどうするのか

という問題もありました。


借金800万円なのに、弁護士費用を払えるのか

これは借金で苦しんでいる人なら、同じことを考えるかもしれません。

「弁護士に相談したほうがいい」

と言われても、

その弁護士に払うお金がない。

借金返済だけでも苦しい。

生活費も必要。

そんな状態で、

さらにまとまった弁護士費用を用意するのは簡単ではありません。

私も、この費用の問題がありました。

そこで利用することになったのが、

法テラスです。


私が利用した「法テラス」とは

法テラスの正式名称は、

日本司法支援センター

です。

法的なトラブルを抱えた人が適切な情報やサービスにたどり着けるよう支援する公的な機関です。

私が利用したのは、その中にある法律相談や費用に関する支援でした。

法テラスには、経済的に余裕がない人を対象として、

無料法律相談。

弁護士・司法書士費用等の立替制度。

があります。

ただし、

誰でも無条件で無料相談や立替制度を利用できるわけではありません。

収入や資産などについて一定の基準があり、利用には条件や審査があります。

ここは重要です。


「弁護士費用が安くなる」の意味

私自身の感覚では、法テラスを利用したことで、

弁護士へ依頼するときの最初の金銭的負担を抑えることができました。

ただし、

「法テラスなら弁護士費用が全部無料になる」

という意味ではありません。

法テラスの費用立替制度は、一定の条件を満たした人について、

弁護士・司法書士に依頼する際の着手金や実費などを法テラスがいったん立て替え、

利用者が法テラスへ分割して返していく仕組みです。

私にとっては、

「最初にまとまったお金が用意できないから相談できない」

というハードルを下げてくれた制度でした。


借金のことを全部話した

弁護士に相談するときには、

当然ですが、自分の借金について話さなければなりません。

借入先。

借金総額。

収入。

生活状況。

家族。

資産。

これまで何があったのか。

自営業をしていたこと。

借金が増えたこと。

会社員に戻ったこと。

最初の債務整理の経験も含めて話します。

借金問題を他人に話すのは、やはり気持ちのいいものではありません。

「二度目です」

ということも話さなければなりません。

一度700万円の借金で債務整理をしている。

それなのに、

また約800万円。

正直、

恥ずかしい気持ちもありました。

しかし、相談する以上、

隠しても意味がありません。

現状を正確に伝えなければ、適切な判断もできないからです。


そこで出てきた「個人再生」という選択肢

弁護士へ相談した結果、

私が進めることになったのが、

個人再生

でした。

個人再生という言葉を聞いたことがある人もいると思います。

債務整理にはいくつかの方法があります。

その中で個人再生は、

裁判所を利用して手続きを行い、

認可された再生計画に従って一定額を返済していく制度です。

私も弁護士に依頼し、手続きを進めました。


個人再生=借金が簡単に消える制度ではない

これは必ず書いておきたいことです。

個人再生は、

「借金が多ければ簡単に減らしてもらえる制度」

ではありません。

法律で定められた手続きです。

利用するための条件があります。

裁判所への申立ても必要です。

収入などについても確認されます。

そして、

再生計画が認可された後は、

その計画に基づいて返済を続ける必要があります。

私も、

個人再生をした瞬間に借金問題が終了したわけではありません。

そこから返済生活が始まりました。


自己破産ではなく個人再生を選んだ

債務整理について調べると、

「自己破産」

という言葉も出てきます。

私は今回、

個人再生

を利用しました。

ここで注意してほしいのは、

「個人再生のほうが自己破産よりいい」

という話ではないということです。

どの方法が適切なのかは、

借金額。

収入。

資産。

借金の内容。

住宅。

家族状況。

などによって変わります。

私の場合は、

弁護士に相談し、自分の状況を踏まえて個人再生を進めました。

ネットの記事だけを見て、

「自分も個人再生だ」

と決めるものではないと思っています。


私の場合、800万円が約250万円になった

個人再生を進めた結果、

私の場合、

約800万円あった借金が、約250万円になりました。

約550万円減った計算になります。

800万円。

250万円。

数字だけを見ると、

非常に大きな変化です。

しかし、何度も言います。

個人再生をすれば、800万円が必ず250万円になるわけではありません。

私自身の状況で手続きをした結果です。

個人再生で実際にいくら返済することになるかは、

債務額だけで単純に決まるものではありません。

個々の事情によって異なります。

だからこそ、専門家に確認する必要があります。


250万円になったときに感じたこと

800万円を前にしていたときは、

正直、

ゴールが見えませんでした。

しかし250万円になったとき、

初めて、

「これなら返せる」

と思いました。

250万円も決して小さな金額ではありません。

それでも800万円と比べれば、現実的に返済を考えられる金額になりました。

そして私の場合、

この約250万円を、

5年間で返済することになりました。


個人再生をしても返済生活は続く

ここは、これから個人再生を考えている人に知ってほしいところです。

私の場合、

個人再生をしたからといって、

借金返済がその日で終わったわけではありません。

約250万円。

これを返していきます。

1か月。

また1か月。

そして1年。

2年。

3年。

4年。

5年。

長い時間です。

それでも、

「いつ終わるかわからない800万円」

ではなく、

「決められた計画に沿って返していく250万円」

になったことは、私にとって非常に大きな違いでした。


5年間返済するということ

5年という期間は、

文字にすると短く見えるかもしれません。

でも、

60か月です。

その間にも生活があります。

家族があります。

仕事があります。

突然の出費もあります。

だから、

「250万円になったから楽になった」

というほど単純ではありませんでした。

返済計画を守りながら生活する必要があります。

今までと同じお金の使い方をしていたら、

また同じことになりかねません。

私はすでに一度、

債務整理後に再び借金を増やしています。

だから今回は、

以前とは違う意識を持つ必要がありました。


借金を減らすだけでは終わらない

最初の債務整理。

約700万円から約200万円。

そして二度目。

個人再生で約800万円から約250万円。

私は二度も、

大きな借金を整理しています。

一度目の経験だけなら、

「債務整理で人生をやり直しました」

というきれいな話を書けたかもしれません。

でも現実は違いました。

私は再び借金をしました。

だから今回は、

借金の金額だけを減らしても意味がない

ということを強く意識するようになりました。

生活を変える。

お金の使い方を変える。

将来の収入を過信しない。

カードを「生活費を補う道具」にしない。

大きな決断をするときは最悪のケースまで数字で考える。

同じ失敗をしないために、

自分自身が変わらなければいけません。


「相談するのが遅かった」と今なら思う

今振り返ると、

もっと早く相談すればよかったと思います。

800万円になってからではなく、

300万円。

400万円。

500万円。

その途中でも相談することはできたはずです。

でも、

「まだ自分で返せる」

「もう少し頑張ろう」

と思っていました。

借金問題では、

この

「もう少し頑張れば」

が判断を遅らせることがあります。

頑張ること自体が悪いわけではありません。

ただ、

毎月返済しているのに借金総額が減らない。

生活費を借入れで補っている。

返済のために新しい借入れが必要。

こういう状況なら、

努力だけの問題ではない可能性があります。


今、借金で苦しんでいる人へ

もしこの記事を、

借金の返済に困っている状態で読んでいるなら、

一度確認してほしいことがあります。

今の借金は、本当に自力で減っていますか?

先月より減っていますか?

半年前より減っていますか?

1年前より減っていますか?

毎月返しているのに残高が変わらない。

あるいは増えている。

そんな状態なら、

「自分はもっと頑張らなければ」

だけで終わらせず、

専門家へ相談する選択肢も考えてみてください。

弁護士費用が心配なら、

法テラスのような公的な支援制度もあります。

もちろん、利用には条件があります。

だから、

まず相談して、自分が利用できるのか確認する。

そこからでいいと思います。


法テラスを利用するときに知っておきたいこと

現在、法テラスでは、経済的に困っている人を対象に無料法律相談や弁護士・司法書士費用等の立替制度を設けています。

ただし利用条件があります。

無料法律相談や立替制度について、

収入。

資産。

その他の要件。

などが確認されます。

また、

「立替=無料」ではありません。

原則として、立て替えてもらった費用は法テラスへ分割で返済します。

制度の条件や内容は変更される可能性もあるため、実際に利用するときは法テラスの公式情報で最新の内容を確認してください。


私にとって個人再生は「逃げ」ではなかった

債務整理や個人再生について、

「借りたものを返さないのか」

と思う人もいるかもしれません。

その考え方を否定するつもりはありません。

私は実際に借金をしました。

何度も判断を間違えました。

だから、自分の行動に責任がなかったとは思っていません。

しかし、

800万円の借金を抱えた状態で、

無理な返済を続ける。

生活できなくなる。

再び借金する。

さらに状況が悪化する。

それを繰り返すより、

私は法律で認められた手続きを利用して、

生活そのものを立て直す道

を選びました。

そして認可された計画に従い、

約250万円を5年間かけて返しました。

私にとって個人再生は、

借金から逃げるためというより、

借金問題を終わらせるための決断でした。


第4回まとめ|「一人で返す」を諦めたことで前へ進めた

私の二度目の借金は、

約800万円まで膨らみました。

自営業を諦め、

サラリーマンに戻りました。

安定した給料があれば返せると思いました。

しかし、

返済。

生活費。

また返済。

借金は思うように減りませんでした。

そこで私は、

自力返済を諦めました。

そして法テラスを利用し、

弁護士へ相談。

個人再生の手続きを進めました。

私の場合、

約800万円 → 約250万円。

そして、

5年間かけて返済。

ここから生活を立て直していくことになります。

でも、

これで完全に元通りになったわけではありません。

次に待っていたのが、

信用を取り戻すまでの長い時間

でした。

私の場合、個人再生後、再びクレジットカードを作れるようになるまで長い年月がかかりました。

それでも最終的には、

クレジットカードを作れるようになり、

さらに、

住宅ローンを利用できるところまで戻ることができました。

一度借金で信用を失ったら、

その後はどうなるのか。

カードは一生作れないのか。

住宅ローンはもう無理なのか。

私は実際にその期間を経験しました。

そして現在、

「あのとき個人再生をしたから人生が終わった」

とは思っていません。

むしろ、

そこから長い時間をかけて、

もう一度生活を作り直してきました。

次回・最終回

【借金実体験⑤】個人再生後の生活はどうなった?5年返済と信用回復、クレジットカード・住宅ローンまで

借金700万円から始まったこのシリーズも、

次回が最後です。

最終回では、

個人再生後の5年間。

その後の生活。

クレジットカードを再び持てるようになるまで。

そして住宅ローンを利用できるようになるまで。

「借金を整理した、その後の人生」

を実体験として書きます。

借金問題は、

手続きをした日に終わるわけではありません。

私の場合、本当の再スタートは、

そこからでした。


※この記事は筆者個人の実体験をもとにしたもので、特定の債務整理方法を推奨するものではありません。個人再生の利用可否や返済額、返済期間等は債務・収入・資産など個々の事情によって異なります。法テラスの無料法律相談・費用立替制度にも収入・資産等の利用条件と審査があります。具体的な判断については、弁護士・司法書士、法テラスなどの専門窓口にご相談ください。

※制度部分は、2026年9月時点の法テラスと裁判所の公式情報に合わせています。法テラスは一定の要件を満たす場合に無料法律相談と費用立替を提供しており、個人再生は裁判所を通じて再生計画に基づき返済する手続きです。

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