借金‼️悪夢再び。再建への道

経験

【再び借金800万円】200万円まで返したのに、なぜ?結婚・生活費・独立で借金が膨らんだ実体験|借金実体験③

「一度700万円もの借金で苦しんだのなら、もう二度と借金なんてしないでしょう」

普通なら、そう思うかもしれません。

私自身も、そう思っていました。

最初に抱えた借金は約700万円。

弁護士に依頼して債務整理を行い、私の場合は約200万円まで減りました。

さらに約180万円の返金もありました。

その後、約4年間は新たな借入れやクレジットカードの作成ができない生活も経験しました。

あれだけ苦しんだ。

もう同じことは繰り返さない。

そう思っていたはずでした。

しかし――。

私はその後、

再び約800万円の借金を抱えることになります。

しかも、一度700万円近くまで膨らんだ借金を、親にも助けてもらいながら約200万円まで減らしました。

ゴールは見えていました。

あと200万円。

ここまで来た。

今度こそ終わる。

ところが私は会社を退職し、独立します。

独立資金。

事業の運営資金。

生活を維持するためのお金。

それらが必要になり、

約200万円だった借金は、再び約800万円まで膨れ上がりました。

なぜ一度借金で苦しんだ人間が、同じようなことを繰り返したのか。

今回は、そこを隠さず書きます。

借金実体験シリーズ、第3回です。


最初の700万円を整理して、人生をやり直したつもりだった

第1回、第2回で書いたように、私が最初に抱えた借金は約700万円でした。

会社の福利厚生にあった弁護士相談を利用したことをきっかけに、弁護士へ依頼。

債務整理をしました。

その結果、私の場合は、

約700万円 → 約200万円

まで減りました。

さらに約180万円の返金もありました。

その後は、いわゆる「ブラックリスト」と一般に呼ばれる状態を経験し、私の場合は約4年間、新しい借入れやクレジットカードの作成ができませんでした。

不便でした。

しかし、借りられない以上、手元にあるお金で生活するしかありません。

「もう借金はこりごりだ」

そう思っていました。

ところが人生が変われば、お金の状況も変わります。

その後、私は結婚しました。


結婚・出産・親の病気・起業で・・家族のお金になった

独身のときと結婚後では、お金の意味が変わりました。

自分一人だけの生活ではありません。

家族として生活していかなければならない。

当然、毎月さまざまなお金が必要になります。

そして気づけば、家全体で抱えていた借金は、

約800万円。

その中には、

クレジットカードの残債や車のローン

などがありました。

特に大きかったのが、クレジットカードの残債です。

そして、そのカードで使っていたお金の多くは、

生活費でした。


借金=ぜいたく、ではなかった

「800万円も借金がある」

そう聞けば、

「何にそんなに使ったの?」

と思われるかもしれません。

高級ブランド品。

旅行。

ギャンブル。

高級な食事。

そんなものを想像する人もいるでしょう。

しかし、私たちの場合、クレジットカード残債の多くは日々の生活費でした。

ここが非常に怖かったところです。

生活費は毎月必要です。

食費。

日用品。

医療費。

家族として生活していくためのお金。

足りない。

でも生活は止められない。

そこでクレジットカードを使う。

その瞬間は生活できます。

しかし当然、

使ったお金は後から支払わなければなりません。


カードは「お金が増えた」わけではない

今なら当たり前のようにわかります。

クレジットカードを使っても、収入が増えたわけではありません。

支払いを先に延ばしているだけです。

でも生活が苦しいときは、

「今日払わなくていい」

ことに助けられます。

今月の現金が足りない。

カードで払う。

今月は乗り切れる。

ここだけを見ると問題が解決したように感じます。

しかし翌月には、そのカードの請求が来ます。

すると、

給料が入る。

カード代を支払う。

手元のお金が減る。

生活費が足りない。

またカードを使う。

翌月の請求がさらに増える。

この状態になると、

クレジットカードが「決済手段」ではなく「生活費を補う手段」になっていきます。

私たちの借金にも、この生活費の問題がありました。


車のローンも残っていた

さらに車のローンもありました。

車が必要な生活環境であれば、簡単に、

「車をなくせばいい」

とはいきません。

仕事。

買い物。

家族の移動。

生活に必要なものには、お金がかかります。

しかし必要だからといって、返済がなくなるわけではありません。

カード。

車。

その他の支払い。

それぞれを単体で見ると、

「毎月これくらいなら払える」

と思います。

しかし問題は、

全部合わせたらいくらになるのか。

です。

これは最初の700万円の借金でも経験したことでした。

それなのに私は、また同じように借金を抱えることになりました。


家全体で借金800万円

気づけば、

約800万円。

一度700万円の借金を経験した人間が、

今度は800万円です。

もちろん、

「またやってしまった」

という気持ちはありました。

でも家族がいます。

生活があります。

返さなければなりません。

そこで私たちは、借金を減らすために動き始めました。


親にも助けてもらった

自分たちだけでは難しい状況になり、

親にもお金を借りました。

400万円です。

400万円。

決して小さな金額ではありません。

親に借金のことを話し、助けてもらう。

私にとって簡単なことではありませんでした。

それでも、現実として借金を減らす必要がありました。

親から借りた400万円も使い、

約800万円 → 約400万円

まで減らしました。

もちろん、親から借りたお金も返さなければならないお金です。

借金そのものが魔法のように消えたわけではありません。

それでも、まず目の前にあった高額な支払いを整理していきました。

そして、その後も地道に返済を続けました。


800万円から200万円へ

返済を続け、

600万円。

300万円。

そして、

約200万円。

ここまで減らすことができました。

800万円あった借金が200万円。

残り4分の1です。

ゴールが見えてきます。

「あと200万円なら返せる」

「今度こそ借金生活を終わらせられる」

そんな気持ちになりました。

最初の700万円から考えれば、私はすでに一度大きな借金問題を経験しています。

そして二度目も800万円から200万円まで減らした。

今度こそ大丈夫。

そう考えていました。

しかし、このタイミングで私は人生の大きな決断をします。


会社を辞めることを決めた

私は退職しました。

そして、

自分で仕事をする道を選びました。

独立です。

会社員として働いていれば、基本的には決まった時期に給料が入ります。

しかし独立すると違います。

売上を自分で作らなければなりません。

売上があっても、そのすべてが自分の給料になるわけではありません。

事業を続けるためにはお金が必要です。

準備するためのお金。

運営するためのお金。

そして、自分や家族が生活するためのお金。

当時の私は、

「自分でやっていく」

という道を選びました。

しかし結果として、この判断が再び借金を増やすことにつながりました。


200万円だった借金が、また増え始めた

独立すれば、最初から十分な売上があるとは限りません。

しかし支出は待ってくれません。

事業を続けるためのお金が必要になる。

生活費も必要になる。

手元のお金が減っていく。

足りない。

そこで資金が必要になります。

私の場合、

独立資金や運営資金などによって、再び借金が増えていきました。

200万円。

せっかくここまで減らしたのに。

また増える。

そして最終的には、

約800万円。

また800万円です。


800万円 → 200万円 → 800万円

数字だけ並べると、自分でも考えさせられます。

約800万円

親から400万円を借りるなどして返済

約400万円

地道に返済

約200万円

退職・独立

独立資金・運営資金などで再び増加

約800万円

せっかく600万円分減らしたのに、

また600万円増えた。

結果だけを見れば、そういうことになります。

「なぜ200万円のところで止めなかったのか」

「なぜ借金が残っている状態で独立したのか」

そう思われても仕方ありません。

今振り返れば、

もっと慎重に考えるべきだったと思う部分があります。

しかし、当時の私は、

「これから稼げば返せる」

という考えも持っていました。


「これから稼げば返せる」の怖さ

独立するときは、未来を見ます。

これから売上を作る。

事業を軌道に乗せる。

収入を増やす。

成功する。

そう考えなければ、そもそも独立という決断はしにくいでしょう。

未来に期待すること自体が悪いとは思いません。

しかし借金がある状態では、

「予定している収入」と「実際に入ってきた収入」を分けて考える必要があります。

私は、この部分をもっと厳しく考えるべきでした。

月○万円売れるだろう。

これくらい利益が出るだろう。

数か月すれば軌道に乗るだろう。

しかし、

「だろう」は、まだ手元にないお金です。

売上が想定より少なかったらどうするのか。

何か月まで赤字に耐えるのか。

借入れがいくらになったら撤退するのか。

生活費はいくら確保しておくのか。

借金返済と事業資金をどう両立するのか。

こうした最悪の場合まで想定しておく必要がありました。


独立で重要だったのは「始める基準」だけではなかった

これは、独立して失敗した後だからこそ思うことです。

事業を始めるとき、

「どうすれば成功できるか」

ばかり考えます。

しかし本当に必要だったのは、

「どこまで行ったらやめるのか」

という基準でした。

たとえば、

貯金が○万円を下回ったら。

○か月連続で赤字なら。

借入れが○万円を超えたら。

生活費に事業資金を使い始めたら。

こうした撤退基準です。

もちろん、これは私自身の経験からそう感じているという話です。

事業によって必要資金も収益構造も違います。

しかし私の場合、

「もう少し頑張れば」

「来月は売上が上がるかもしれない」

「ここまでやったのだから」

という気持ちが、撤退判断を遅らせました。


「ここまで使ったから、やめられない」

事業にはすでにお金を使っています。

時間も使っています。

努力もしています。

そうすると、

「今やめたら全部無駄になる」

と思います。

だから続ける。

もう少し資金を入れる。

それでもうまくいかなければ、

また資金が必要になる。

こうして私の場合、借金は再び増えていきました。

でも、ここで今の私が当時の自分に言うなら、

「今までいくら使ったか」と「これから続けるべきか」は別の問題だ。

ということです。

過去に使ったお金は、続けても戻ってくるとは限りません。

それより、

「今の状態からさらにお金を投入する価値があるのか」

を冷静に考えるべきでした。


ついに自営業を諦めた

最終的に私は、

自営業を諦めました。

簡単な決断ではありませんでした。

自分でやると決めて会社を辞めた。

資金も投入した。

借金までした。

それなのにやめる。

「失敗した」

という現実を認めなければなりません。

しかし、これ以上続ければ、さらに状況が悪化する可能性があります。

私は自営業から撤退し、

再びサラリーマンに戻りました。


会社員に戻れば返せると思った

サラリーマンに戻れば、毎月給料が入ります。

収入が安定する。

だったら800万円の借金も少しずつ返せる。

私はそう考えました。

実際、返済は続けました。

しかし、

借金は思うように減りませんでした。

毎月給料が入る。

返済する。

生活費を払う。

また翌月が来る。

返済する。

借金を返すために働いているような状態です。

そして、私はようやく認めることになります。

「自分の力だけで800万円を返し続けるのは厳しい」

と。

一度目の700万円のときも、弁護士に相談しました。

そして今回も、

専門家の力を借りることにしました。


3度目の借金問題で選んだのは「個人再生」

私は弁護士へ相談しました。

そこで進めることになったのが、

個人再生

でした。

個人再生は裁判所を利用する法的な債務整理手続きの一つです。

もちろん、

「800万円あるから個人再生をすればいい」

という単純な話ではありません。

借金の内容。

収入。

資産。

住宅の有無。

その他の状況。

さまざまな条件によって、適切な方法は変わります。

だから私は、

自分だけで判断せず、弁護士に相談しました。

そして、このとき利用したのが、

法テラスでした。


「弁護士に頼みたい。でもお金がない」

借金が800万円ある人間にとって、

弁護士費用も大きな問題です。

「相談したほうがいい」

と言われても、

そのお金はどうするのか。

私も考えました。

そこで利用したのが法テラスです。

法テラスには、収入や資産など一定の条件を満たす場合に利用できる無料法律相談や、弁護士・司法書士費用等の立替制度があります。

私も法テラスを利用して相談しました。

そして弁護士に依頼し、個人再生の手続きを進めることになります。

結果として私の場合、

約800万円だった借金は約250万円になりました。

そして、その250万円を、

5年間かけて返済しました。

ただし、これは私の場合です。

個人再生をすれば誰でも800万円が250万円になるという意味ではありません。

ここは誤解しないでください。


二度目の800万円で、ようやく気づいたこと

最初の借金。

約700万円。

債務整理。

約200万円。

その後結婚。

家全体で約800万円。

親に400万円を借りるなどして約400万円へ。

さらに返済して約200万円。

退職。

独立。

そして、

再び約800万円。

私は二度も大きな借金問題を経験しました。

だから今思うことがあります。

借金を減らすことだけでは足りなかった。

借金が増える生活そのものを変えなければならなかった。

生活費が足りないなら、

なぜ足りないのか。

カードで補っているなら、

いつまで続けられるのか。

独立するなら、

必要資金はいくらなのか。

売上が出なかった場合、

何か月耐えられるのか。

撤退する基準は何なのか。

こうしたことを、

「なんとかなる」

ではなく、

数字で考える必要があった。

これが、二度目の800万円から学んだことです。


借金がある状態で大きな決断をするときに考えてほしいこと

もし今、借金を抱えながら、

転職。

退職。

独立。

起業。

高額な買い物。

車の購入。

住宅購入。

などを考えている人がいるなら、一度数字を確認してみてください。

私なら今、

最低でも次のことを確認します。

・現在の借金総額はいくらか

・毎月の返済額はいくらか

・毎月最低限必要な生活費はいくらか

・収入がなくても何か月生活できるか

・新しく必要になる資金はいくらか

・想定収入がゼロでも耐えられるか

・追加で借金しないと続けられない計画になっていないか

・どの時点で撤退するのか

特に重要だと思うのが、

「うまくいった場合」ではなく「うまくいかなかった場合」を計算すること。

です。

私は、それが十分ではありませんでした。

だから実際に売上や資金繰りが苦しくなったとき、借金で補うことになりました。


借金が増えたことより、止められなかったことが問題だった

独立すること自体を後悔している、という単純な話ではありません。

挑戦したからわかったこともあります。

しかし、お金の面だけを振り返れば、

もっと早く止める判断ができたと思います。

200万円。

300万円。

400万円。

500万円。

借金が増えていく途中には、

何度も判断するタイミングがあったはずです。

それでも、

「もう少し」

と思ってしまった。

そして気づけば、

再び800万円。

最初の700万円と同じです。

借金は、

ある日突然800万円になったわけではありません。

少しずつ増えていきました。


借金で苦しんでいる人へ

この記事を読んでいる人の中には、

すでに借金で苦しんでいる人もいると思います。

もしかすると、

「自分はまだ100万円だから大丈夫」

「300万円だけど返済できている」

「カードは使えるから問題ない」

と思っているかもしれません。

でも、私が自分の経験から確認してほしいと思うのは、

借金額だけではありません。

毎月、

借金は減っていますか?

1年前より残高は減っていますか?

返済した後の生活費をカードで補っていませんか?

返済のために別のところから借りていませんか?

借入先が増えていませんか?

借金総額を見ることが怖くなっていませんか?

もし当てはまるものがあるなら、

一度すべての数字を確認してみてください。

そして、自分だけでは難しいと感じたら、

専門家へ相談するという方法があります。

私は二度、その選択をしました。


第3回まとめ|200万円まで減らしても、借金問題は終わっていなかった

今回の私の経験を数字で振り返ります。

結婚後、家全体で、

約800万円の借金。

クレジットカードの残債や車のローンなどがあり、カード残債の多くは生活費でした。

親から400万円を借りるなどして、

800万円 → 約400万円。

さらに地道に返済して、

約400万円 → 約200万円。

ここまでは順調でした。

しかし私は会社を退職して独立。

独立資金や運営資金などが必要になり、

約200万円 → 再び約800万円。

最終的に自営業を諦め、会社員に戻りました。

しかし借金は思うように減らず、

再び弁護士へ相談。

今度は法テラスを利用して、

個人再生

を選択しました。

私の場合、

約800万円 → 約250万円。

そして、

5年間かけて返済しました。

私は一度目の700万円で、

「借金を減らすこと」

を経験しました。

二度目の800万円で、

ようやく、

「借金が増える原因を変えなければ、本当の意味では終わらない」

ということを実感しました。

そして次に待っていたのは、

私の借金人生の中でも大きな決断だった、

個人再生です。

「自己破産とは何が違うのか?」

「家族への影響は?」

「弁護士費用はどうしたのか?」

「法テラスでは何を相談したのか?」

「800万円が250万円になった後、実際の返済生活はどうだったのか?」

次回は、

私が実際に経験したことと、制度として確認できる事実を分けながら書きます。

次回

【借金実体験④】借金800万円、自力返済を諦めた|法テラスに相談して個人再生を決断するまで

借金を整理する決断は、

私にとって「逃げるため」ではありませんでした。

これ以上状況を悪化させないための決断でした。

次回へ続きます。


※この記事は筆者個人の実体験をもとにした内容であり、借入れや特定の債務整理方法を推奨するものではありません。債務整理や個人再生の利用可否、返済額などは、負債・資産・収入等の状況によって異なります。借金問題で困っている場合は、弁護士・司法書士や法テラスなどの専門窓口に相談し、ご自身の状況に合った方法をご確認ください。

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