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ジブリと、スイカと、夏の終わり

ジブリと、スイカと、夏の終わり

ジブリと、スイカと、夏の終わり

夏休みの金曜ロードショーといえば、
「ジブリ祭り」が風物詩となっていますが、
先日、なんと十七回目のテレビ放送となる
「天空の城ラピュタ」の平均視聴率が
14.5%だった、というネットニュースを目にしました。
しかも前回から0.1ポイント上昇とのこと。

もはや多くの人がストーリーの流れも
その結末も知っているはずなのに、
それでも「見たい」と思わせる作品の凄さ。
ジブリ映画の底力に改めて感服しました。

私には、ひそかな夢があります。
「感動できる世の中を作りたい」と
四年前から今の事業を続けていますが、
大切な人へ感動を届ける方法は世の中に沢山あります。
プレゼントでもいいし、手紙でもいい。
さまざまな感動の伝達方法があるなかで、
私はいつか「映画を作りたい」と、
胸の奥に線香花火くらいの小さな火を灯しているんです。
しかも、アニメーションで。

アニメーション映画は、実写での表現が難しいことでも、
想像力ひとつで、イメージを作りあげることができます。
そして映画というコンテンツは、やはり映像作品の最高峰

私自身のこれまでの映画との出会いを振り返ってみても
そこで手に入れた感動は、何にも替えがたいものがありました。

そんな大きな夢物語の実現に向けて、
実はすでに、小さな小さな一歩を踏み出しています。
それは、SNSに「山田さん」という
アニメーションでの女子高生キャラを登場させて、
さまざまなコンテンツを配信すること。
これが意外に、SNSユーザーからの反応が良く
このままキャラの認知度をあげていきながら、
いつか山田さんをヒロインにした
アニメーション映画を作りたいな、と企んでいます。

もちろん映画を作ることはビジネスではありません。
SNSでの山田さんも、遊び心の延長のようなもので、
そこから何かしらの事業に発展させることもありません。
でも、もしかしたらジブリ映画も最初は、
そういう気持ちだったのかな、と頭をよぎることがあります。
(もちろん私たちとはレベルが全然違いますが…)

人が感動できるのは、心のゆとりがあるとき。
そんな心の「すき間」を自分自身も忘れずに、
いつまでも夢を語ることができる大人になりたい、と
夏の終わり、スイカを食べながら、ふと思ったりしています。